クイーン・エリザベス号乗船記 予約編

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サンセットクルーズ

2019年も残り少なくなったある秋の日、またもや突如「クルーズに行きたい」と思い立ちました。そしてクルーズと言えば頭に浮かんだのは『クイーン・エリザベス号』。海の上の女王!

というわけで、初めてのクルーズ参加にあたって、調べたことや楽しんだことを記録しておこうと思います。

そもそもクルーズってどんなもの

私もクルーズについては、漫画『有閑倶楽部』で読んだ記憶くらいで「ものすごく豪華で贅沢でお金持ち(特にご年配)が集まって何十泊もかけて世界一周しながら連夜パーティをしている」ようなイメージしかありませんでした。ですので、いつか宝くじが当たったら乗ってみたいなーくらいの想いでした。

ところが調べてみると、必ずしもこのイメージ通りではないようです。

クルーズにはカジュアル船・プレミアム船・ラグジュアリー船という種類があって、それぞれ格式というか雰囲気が異なります。
カジュアル船はその名の通りかなり気楽に気軽に楽しめる船、プレミアムはもう少し格式が上がるけれどファミリーでも乗りやすい船、ラグジュアリーはおそらく世間のイメージに近い格式高く贅沢な船。のようです。ネットで調べた限りの印象なのでちょっと違ったらすみません。旅行会社のクルーズのページで詳しく書かれているので、ぜひそちらをご覧ください。とにかく、かなり参加しやすいリーズナブルなクルーズもあります!

また、確かに世界一周や太平洋横断といった長期ツアーもあるのですが、最短は1泊の洋上パーティから2~5日程度のショートクルーズなど、いわゆる普通の会社員にも参加しやすい日程のツアーもあります。

船内にはレストラン、バー、プール、ジム、カジノ、シアターなど様々な設備があり(船によって設備は違います)、美食三昧するもよし、プールサイドでのんびり読書もよし、船内各所で開催されるゲームやレッスンに参加して活動的に過ごすもよし。夜はパーティルームで華やかにダンスをしても、バーで静かに飲んでも部屋でくつろいでもいい。さらに寄港地では観光も楽しめる。そんな自由なリフレッシュ空間のようです。

さて、クイーン・エリザベス号はラグジュアリー船にカテゴライズされています(旅行社によってはプレミアム船になっていましたが)。ご存じタイタニックのモデルにもなった歴史あるイギリス船で、今も階級制を受け継いでいるのが大きな特徴です。

階級制とはいってももちろん、庶民は適当な扱いを受けるとかではありません。部屋には一般客室/ブリタニアクラブ・バルコニー/プリンセススイート/スイートルームの大別して4種類があります。そしてそれらに対応して、ブリタニアレストラン/ブリタニアクラブ・レストラン/プリンセスグリル/クイーンズグリルとそれぞれメインダイニングが分かれているのです。

このメインダイニングは、ほかのクラスの人は友人であっても立ち入れません。ちょっとの見学も不可能です。ただしメインダイニングがわけられている以外が、原則共用部ではまったく同じサービスが受けられます。

でもお高いんでしょ?

さて、こんなクイーン・エリザベス号はやはり高いよね…?と思って料金を調べてみました。まずはツアーの日程から。2020年はクイーン・エリザベス号は春秋の気候のいいシーズンに日本発着ツアーが多く用意されていて、日程も8~10日間程度で比較的参加しやすい長さと言えます。

ゴールデンウィークを突っ切るツアーもありました。これなら暦通りのお休みの人であれば間の平日2日間を休めれば参加できそうです。

春の一連のツアーで一番お安い価格は7泊8日で145,000円(しかも連休料金は特にありません)思っていたよりもだいぶリーズナブルです。これならば普通の海外旅行くらいの気持ちで行けます。

窓のない内側の部屋の料金ですが、色々遊びまわり部屋は寝るだけ…という人ならば十分です。前述のとおり、メインダイニングの違いを除いては受けられるサービスには差異がありません。

また、クルーズは滞在中の食事や船内で開催されるエンターテイメント、アクティビティなどの料金はすべて込みなので、三度の食事に午後のお茶をして昼はダンスの講習を受け夜はショーを見てもこの料金内です。アルコールやその他有料のものもありますし、もちろん寄港地での個々の観光費用は個人もちですが。うーん、段々お得感が増してきました!

予約の戦いは一年以上前から!

ところが…クルーズは一年以上前から予約が始まっており、このお手軽なお部屋は人気のためがっつり埋まってしまっていたのです。キャンセル待ちという手はあるのですが「もうすでにキャンセル待ちの方が多くてご案内できる確率は低いです」と旅行社さん。どうしても乗りたい場合はできるだけ早くから検討する必要があるようです。

そのお部屋以外はそこまでキャンセル待ちの列が長くないと思われますので、それ狙いでもいいかもしれません。特にキャンセル料がかかるようになる日付近が狙い目だと思います(キャンセル料の規定は船会社によって違います)。

なお、近くなると空室はお値段を下げてくれる船会社もあるのですが、クイーン・エリザベス号を運行するキュナード社は基本的にツアーの値下げはしないようなのでそこは期待せずに。

結局ツアー日程や部屋を色々検討し様々な旅行社を調べて、何とか予算範囲で空いているお部屋の仮予約までこぎつけました。ちなみにキュナード社は直接の予約は受けておらず、提携旅行社での手配のみです。旅行社によってサーチャージを含む含まないやオプショナルツアーの有無、添乗員の同行の有無などが異なりますので、ぱっと見の値段だけで選ばずじっくり検討したほうがいいでしょう。

かくいう私は最初に見た最安値の価格だけで旅行社を決めました。結果としては悪くなかったのですが、ちょっと反省。

予約が完了するまで

部屋を決めて申し込みをすると、旅行社から予約内容確認書が送付されてきます。ちなみにこの予約書、送付から1週間以内に到着するよう書いてあり焦りました。文字通りに受け取るならば届くまで2日経っている+投函してから届くのに2日ほどかかるので実質3日程度。ずぼらな私にはかなりの難所でしたが今回は無事期日までに届けられました。え、当たり前?

ちょっとでも遅れたら取り消しになってしまうのかどうかは不明ですが、お友だち同士で申し込んでいる方などはお互いのスケジュール確認をしておくべきでしょう。また、確認書は代表者のところにまとめて送るか各個人に送るかどうか選べると思いますのでスケジュールが合わない場合は個々で提出できます。

ちなみに日本発着便でも海外へ行くツアーはパスポートが必要です。残り期間も下船日から6か月以上必要ですので、ご注意くださいね!

この予約内容確認書を送り、予約金(旅行社によりますが、旅行代金の20%くらいが相場のようです)を支払えば晴れて予約完了です!もちろん、ここで全額払ってしまってもOKです。予約金はもしキャンセル料がかかるようになる前にキャンセルをした場合は全額戻ってきます。

以上、予約編でした。
色々書きましたが船会社・旅行社・その時々によって状況は違いますので、必ずご自身で直近の状況を調べてくださいませね!
次は準備編を4月くらいにアップできたらと思っています。参加ツアーの詳細はすべて終わってから記載する予定です。

おまけ 準備の準備

さて、これからクイーン・エリザベス号に乗るまでは諸々準備を進めるのですが…時間がかかるものをいくつか挙げてみました。

  • 英語の勉強
  • ダンスの勉強
  • ダイエット

英語は日本発着ツアーなのと添乗員さんもいることから、まったく話せなくても問題ないと思うのですが、できたらちょっとクルーの方ともコミュニケーションが取りたい。あわよくばレディとて振舞いたいという極めて庶民的な願望のもと、ちょっとだけ再勉強しておこうと思います。

ダンスは完全なる真っ白初心者ですが、せっかくダンスホールもある船なので、美形王子様に「Shall we dance?」されたときに「Sure!」とがっつける頷けるように覚えておこうかと…。そんな99%妄想のために頑張りたいと思います。なお、王子様よりおじ様のほうが好みです(どうでもいい情報)。
(さらに余談ですが、Shall we dance?は”すでに踊ることが決まっているふたり”が「さ、踊ろうか?」と言うようなニュアンスであり、「踊ってくれませんか?」はWould you like to dance with me? と言うようです)

ダイエットに関しては、クルーズがなくてもやらねばと思っていたのところでした。とはいっても、きついダイエットは絶対続かないのでちょっとでも絞れたらいいなーくらいから始めようと思います。

これらも少しずつ記事にしようと思いますので、よろしければご覧ください!

※アイキャッチ画像はmakotomoさん、本文の画像はちょこピーさんの写真をお借りしています(本文写真は、クイーン・エリザベス号ではないと思われます)。いずれも写真ACより

Natsu

きれいなもの、美味しいものが大好き。ファンタジー・スチパン・歴史なども好きです。

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